やる気あんのか

独身男性の日常を鮮明に描く。

オタクを清潔にするための考察

一般的にオタクは汚い。何故か。風呂に入っていないからだ。脂でベトベトの髪、陶た匂いの体臭、洗濯という概念を知らないヨレヨレグダグダの服(大半はしまむらのTシャツ)、全ての要素が組み合わさり、オタクは汚れる。

ここまででお気づきの賢明な諸兄もおられるだろう。そう、オタクは水が嫌いなのだ。何故か。これはあくまで私見だが、水は圧倒的に可愛げがない。2005年頃の言葉で言えば、萌えが足りないのである。それゆえに、オタクは日常で水に触れる機会を極限まで減らし、その分アニメ、ゲーム、その他コンテンツへ費やす時間を確保することで萌えを充足しているのだ。オタクであることと清潔感はトレードオフの図式が成り立つ。

では、オタクをキレイキレイにするにはどうすれば良いのか。風呂場をメインにしたアニメを作る、お風呂グッズ、サニタイズ関連事業とのコラボ、挙げればキリが無いだろう。しかし、外部のコンテンツに頼るこの処方は短期的には効果はあれど、長期的な視野に経つと成り立たないことは想像に難くない。アニメが終われば、オタクはまた風呂に入らなくなるからだ。オタクたちの内発的動機づけを刺激しなければ根本的な解決には至らないであろう。

そういった意味で、私はいわゆる2.5次元に注目している。電脳世界に逃げ、現実世界の身体に興味を抱かない若者たちへの処方箋は、現実社会への回帰以外には方策は無いと考えている。そこで注目すべきが2.5次元なのである。2.5次元では、否応なく現実世界との関わりを持たざるを得ない。そうなれば人間、社会の目が気になるものだ。外発的インセンティブよりも内発的なそれが個人にとって強力なインセンティブを持つことはここで論ずる必要もない。

グダグダ書いたが、外で遊ぶなら風呂入ってくれ。マジで。風呂代ぐらい出すから。というのが私の言いたいことです。ありがとうございました。

2018/5/3 ジョナサン京急川崎店でオタクグループの隣に座りながら